〜バートン版 カーマ・スートラ

”カーマ”は愛、”スートラ”は教え。カーマ・スートラとは愛と性の深淵を丹念にかつ実践的に探求した、古代インドの愛の教典である。二千年の時を経てもなお、すべての男女にエロスの神秘を伝えつづける不朽不滅の古典。

インドの古典の中ではこれが面白そうだなと思って読んでみたのだけれど、全く面白くも目新しくもなく、大昔の人が書いた書物にすぎない。
つぎにあげる女を楽しんではいけない。
 癩病女、狂女、カーストから追放された女、秘密を守れない女、交接欲を公然と口にする女、極端に色白の女、極端に色黒の女、悪臭を放つ女、近親の女、、、と言われても何の参考にもならないし、
愛情がたかぶると、相手の体に爪をたてたり、引っ掻いたりすることがあるが、・・・・・爪による圧迫には、それによってできる爪痕に応じて、八つの種類がある。
 1 音響型、2 半月型、3 円形、 4 直線型、5 虎爪型、、、と言われてもよく分からないし、
とにかく恥ずかしくてとても書けないような事も事細かに書かれている。
まあ、読み物として面白いものではなく、インド旅行の参考にもならなかった。

バートン版 カーマ・スートラ (角川文庫―角川文庫ソフィア)

バートン版 カーマ・スートラ (角川文庫―角川文庫ソフィア)

ということで、明日から9日間、インドへ行ってきます。