2009-02-18から1日間の記事一覧

石の扉 フリーメーソンで読み解く世界 / 加治将一(著)

暇つぶしに読んでみたのだけれども、なかなか面白かった。 著者がちょっと胡散臭いのだけれども(笑)、述べられている「事実」については信憑性があるし、「仮説」の部分も興味深い。 特に「第五章 解き明かされる明治維新の裏」の内容にはびっくり。フリー…

ティファニーで朝食を / カポーティ(著)村上春樹(翻訳)

他の翻訳では読んだ事があったけれども、村上訳で改めて読んでみた。 物語全体のイメージやホリーの魅力は、以前の訳で読んだ時とあまり変わらなかったのだけれども、一番びっくりしたのがホリーの瞳についての記述。以前の訳では確か「斜視」となっていたの…

朗読者 / ベルンハント・シュリンク(著)松永美穂(翻訳)

久々に、本を読んで感動した。主人公のミヒャエルは戦後のドイツに生まれ、15歳のときに20ほど年上の女性ハンナと激しい恋に落ちる。しかしやがてハンナは失踪してしまう。 ナチスという歴史をもつドイツにおいて主人公は、戦争を生きてきた親の世代をどう理…