2006-02-12から1日間の記事一覧

〜黒い時計の旅

スティーブ・エリクソンの1989年の作品。 けっこう前に読み終わったのだけど、感想を書くのがなかなか難しくてほったらかしにしていた。とはいえ、すごく面白い作品。 時間・場所がバラバラのお話が次々と進行し、読みながら頭の中がぐちゃぐちゃにされるのだ…

〜しょっぱいドライブ

大道珠貴の短編集で、表題作は数年前に芥川賞を受賞した作品。 「人間を描ききった」と帯に書いてあるからちょっぴり期待して読んだのだけど、何と言うひどい文章だ。 平仮名ばっかりで読みにくく、だらだら続くお話にも全く新鮮味がない。しょっぱいドライ…

〜東京タワー

リリー・フランキーの自伝みたいな本。 セカチュウでは全く泣かなかった私も、これは読みながらちょっと泣いてしまった。 親子愛をここまでリアルに描いた本はそう無いでしょう。 それに、わたしも子どもの頃5年くらい小倉に済んでいたから、方言とか小倉の街の感…