村上春樹の新作であり短編集。 ここに収められているのは、「奇譚―不思議な、あやしい、ありそうにない話」をテーマにした作品だ。 私は『品川猿』がいちばん気に入った。 自分の名前が思い出せなくなるみずきが、不安になって品川区のカウンセリングへ行く…
『暁の寺』を読むきっかけは、インド・ベナレスの事が書かれているからという理由だったけれども、読み始めてすぐに、豊饒の海の一・二巻、『春の雪』『奔馬』から順を追って読まなかったことに少し後悔した。 重要らしき人物、松枝清顕と飯沼勲の事がよく分…
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