〜深夜特急

makiflat2006-04-17

沢木耕太郎の『深夜特急』を1巻〜6巻まで全部読んだ。
ドラマ「劇的紀行 深夜特急」の方は観たことがあったけれども原作は初めて。
ユーラシア大陸を乗合バスで横断する行程は、旅行記として面白すぎるほど面白いのだけれども、それに加えて彼が考えること、感じることが妙に納得できて、夢中で読んだ。
それは多分私が、沢木耕太郎がこの旅に出た年齢(26歳)に近づいているからだと思う。
私には全てを捨てて旅に出る勇気はないけれども・・・。

それにしても、よくもまあ1年半という長旅について書きながら、日常の一瞬の煌きをこうもちりばめられるなあと思う。
私も今度旅に出たら、これくらい書きたいな。

印象に残ったのは、ヒッピーの若者が旅を終えて帰る時のセリフ "From Youth to Death!"(青春発墓場行)。
洒落てるな、と思いつつ、笑えないものがある。
本の紹介ページ↓
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