〜明治大学博物館

makiflat2005-06-26


明治大学博物館に行ってきた。
リバティーの横に新しくできたアカデミーコモンというビルの地下にある。
展示内容は、「大学史」「商品」「刑事」「考古」という、何だか統一感の無い組合せなのだけれども、「刑事」部門に展示されている拷問・処刑具がけっこう凄かった。
ギロチンを見ることが出来たのも驚きだけれど、もっとすごいのが「ニュルンベルク鉄の処女」。
聖母マリアをかたどった高さ約 2 メートルの鉄製の棺の内部に、たくさんの太い針。
中に人を入れて扉を閉めると針が体に刺さる仕組みである。
しかも急所は外してあって、失血死させるらしい。痛い!恐い!
それにしても、人間を苦しめたり殺したりする道具や方法を同じく人間が作り出してきたという事実を見せられると、改めて色々考えされられる。
人間は残酷を好むんだなあと云う事とか、基本的人権が保障された近代以降に生まれてよかったけれど、近代化は本当に最近のことで、それ以前の歴史の方がはるかに長いなあとか。
この博物館は、無料だし綺麗だし、行ってみると良いですよ。
鉄の処女」というキーワードの解説の以下のくだりに、少し驚いた。

イラク戦争後ウダイ氏の邸宅で発見された鉄の処女は、オリンピックでメダルを取れなかった選手やスパイ嫌疑にかけられた者に対して頻繁に使われていた。

明治大学博物館で「鉄の処女」に出会う (2004年10月28日) - エキサイトニュース