2010年

makiflat2010-01-11

あけましておめでとうございます。年が明けて11日も経ってしまった!!

クリスマスはアイルランドに行き、その後東京に飛んで、年が明けてから萩&福岡に行って、また東京に戻って、おとといイギリスに帰ってきた。
なんか移動ばっかりだけれども、論文2本の提出が1月11日に迫っていたため、どこに居ても資料読んだりノートPC開いたり…。結構頑張っていたのに、イギリスに帰ったら、大雪で図書館の開館時間が大幅短縮になった影響で、論文の提出が1週間延期になっていた…。
余裕が出来てうれしい反面、日本でもっとゆっくり過ごせばよかったー、と後悔。でもやっぱり、この悪天候に感謝!ブライトンでこんなに雪が積もるのは10年ぶりらしい。

さてさて、アイルランド。2泊だったのであっという間だったけれども、アイルランドの家庭で伝統的なクリスマス、という貴重な体験が出来てよかった。昨秋に東京に来たドーナル(連れのO氏が一昨年前にアイルランドで出会った男の子)の実家に泊めてもらったのだけれども、空港の送迎から何から何まで本当に良くしてくれた。ダブリン市内には全く出なかったのだけれど、空港から家に行く途中でギネスストアハウスに寄ってくれて、門の前で写真を撮った(右上)。
家には長男の彼女や妹の友達が滞在していたり、親戚がわらわらと詰めかけてきたり、常ににぎやか。室内はクリスマスのデコレーションで一杯で、大きい犬がいて、Wiiやったり映画観たりアイリッシュ音楽のセッションやったり、のんびり楽しく過ごした。

  • 近所の教会でクリスマスミサに参加

  • クリスマスディナー!クラッカーを引っ張ったら中から紙の王冠が出てくるので、それをかぶるのが決まり。イギリスでも同じ。メニュは、お父さんが一日かけて仕込んだターキー&ハム

  • クリスマスプディング。'We wish a merry christmas♪'を歌いながら点火!

  • クリスマスプレゼントは、レプラコーン(アイルランドの妖精)のスリッパ!


東京に帰ってからは、殆ど予定を入れずに家で論文を書いていた…。(出かけたのは、のだめ映画を観に行ったくらい)。でも、日本で是非とも食べたかった「石ばしのうなぎ」「陣やのレバ刺し」「実家のごはん」「とんこつラーメン」を食べられたので満足!
萩では、兄の家族と合流して、祖母の家に行く。ちょうど一歳になったばかりの姪っ子にはすごく癒された。

福岡では、昨年に引き続き高校のクラス同窓会に出席。既婚者が増えたため、同窓会参加者は年々減少し、ついに女子の未婚者は半数を下回った模様(笑)。何はともあれ、卒業して10年以上経つのにまだしょっちゅう集まっていて、面白い。


さて、明日から春学期が始まり、また忙しくなりそうですが、今年もよろしくお願いします。

初雪!

昨日の深夜に降った雪のお陰で、今朝起きたら、窓の外が真っ白だった!天気も良かったので、早速カメラを持って外へ出ると、友達が寮の敷地内で雪だるまを作っていた。

雪があまりにもさらさらすぎて、丸い土台が難しかったみたい。でも無事完成!

その後、雪合戦も始まって、写真1〜2枚撮って部屋に戻るつもりが、雪あそびをしてしまった。


これは、夕暮れのスノーマン。

雪が降って綺麗なのは良いけれども、学校の図書館が終日休みなのには参った!

ロンドンフィル - ベートーベン&ブラームス

イギリスではクラシックコンサートのチケットがとても安い事が分かり、2ヶ月に1回程度は(出来れば月1で)コンサートに行くことに決めた。今回はその第1回目、ロンドンフィル公演@ブライトンドーム。
ピアノコンチェルトが聴きたいなあと思ってたところ、ロンドンフィルがブライトンでピアノコンチェルトをやることが判明、公演数日前にチケットを入手した。コントラバス側から見下ろすサイド側の1番前の席だった(ここで2千円程。真ん中の席はもう少し高い)。

指揮: Jukka-Pekka Saraste(ユッカ=ペッカ・サラステ - Wikipedia
ピアノ: Llŷr Williams (ウェールズ出身の若手)
プログラム:
Beethoven Piano Concerto 5 'Emperor'
Brahms Symphony 1

ピアノコンチェルトは、最初はちょっと軽すぎるかなと思ったけれども、後半どんどん良くなって、3楽章は華やかで素敵な演奏だった。
私はピアノは長年弾いていたけれども、オケに関しては全くの素人。で、ブラームス交響曲1番も、聞いたことがある程度だったのだけれども、これが凄く良くて、興奮した。おそらく曲自体の良さもあるのだろうけれども、演奏も良かったと思う。


次に行くコンサートを探していたところ、何とマウリツィオ・ポリーニのロンドン公演を発見した。ロンドンのRoyal Festival Hallで、ショパン生誕200年記念コンサートらしい。来年の3月1日なのだけれども、チケットは既にほぼ満席。ギリギリで、後ろの方の席を入手した。
http://www.southbankcentre.co.uk/find/music/classical/tickets/maurizio-pollini-piano-45476
こちらは、ショパン好きにはたまらないプログラム。そして、私が最も好きなピアノ曲である「バラード1番」が入っている。楽しみすぎて、既に興奮気味だ。
プログラム:
Fryderyk Chopin: 24 Preludes, Op.28
Fryderyk Chopin: Ballade No.1 in G minor, Op.23
Fryderyk Chopin: Scherzo No.1 in B minor, Op.20
Fryderyk Chopin: 12 Etudes, Op.25

1月か2月には、地元のオケ(ブライトンフィル)を聴きにいく予定。

秋学期終了

秋学期が終わってしまった!12月に入ってから、けっこうロングランな風邪をひいていたため、最後の2週間は家で寝て授業にちょっと顔を出す程度で終わってしまった。何とも尻すぼみな学期…。
私が今学期取っていたコースは、成績は100%レポートで決まるので(つまり出席や授業への貢献は関係なし)、風邪で休んでもリベンジが出来るのだけれども、聞きたかった講義をいくつか逃したのは痛い。でも仕方がない。
というわけで、これから論文2本の執筆に専念します。1/11提出で2本(5,000 & 3,000字)。とりあえず3,000の方は1週間で終わらせる予定!そしてダブリンに行って日本に帰る予定。

学校以外では、坂本龍一のコンサートに行ったり、ロンドンに行ったり、色々あった(…勉強より充実しているんじゃないかと思えてきた)。
坂本龍一コンサートは、2台のピアノを使ったピアノ・ソロで、映像も使っていて(環境問題や貧困問題に対するメッセージあり)面白かった。オープニングはヒーリングミュージックみたいで寝そうになったのだけれども、2曲目からバチっと目が覚めて、引き込まれた。やはり、ラストエンペラーと戦メリが一番盛り上がっていたな。戦メリを聞くと、私はたけしが笑顔で'Merry Christmas, Mr. Lawrence'と言っている、あの、素晴らしい映画の1シーンを思い出す。映画よりも前に曲を知っていたから、映画を初めて見たときは衝撃だったな。あの美しい旋律が、この映画の主題曲だったとは、と。コンサートの後には、一緒に行った友達とタパスバーに入って、ワイン空けながら色々喋って、素敵な夜だった。

 
ロンドンには12/5に行ったのだけれども、Climate Changeの大規模デモの日で、ロンドンは青一色だった。クラスメイトが参加していたので見つかるかなと思ったけれども、参加者は総勢4万人強だったそうで、もちろん見つからず。こっちのデモは、東京で見るモノとは規模が違う。若者が多いけれども、家族連れやおじいちゃんおばあちゃんも参加していた。

デモを見た後は、ナショナルギャラリーへ。入場料無料なのに、すごいクオリティーである。またいつでも来れるので、今回は印象派のコーナーを見て回るのみにした。モネの風景画、良かった。
ギャラリーの外へ出ると何やら懐かしい音が聞こえてきた。トラファルガー広場で、2人の若者が、ハイランドバグパイプを吹いていたのだ!(何故バグパイプが懐かしいかと言うと、去年フランスを旅行した時に、ロリアンケルト音楽フェスで毎日聴いていた為。)なんか嬉しくなって、雨の中暫く聴いた。

そしてトラファルガー広場には大きなツリーが立っていて、とてもきれいだった。

こちらはオックスフォードストリート。歩行者天国で、すごい人だった…。まるで東京のよう。


ロンドンはやはり都会だなあと再認識。ブライトンとは全然違う!でも、住むならやっぱりブライトンかな。

中だるみ脱出

レポート提出後、どうも疲れが取れず(歳のせい?)、あと、5月病みたいな感じで気が抜けてしまって、2週間ぼやーっと過ごしてしまった。
そこで気合いを入れ直すべく、フラットメイトとスシパーティーを開催!うちのフラットは日本人*3台湾人*1中国人*1タイ*1の計6名で、全員アジア人女性。皆穏やかだし、キッチンも綺麗に使うし、女性だけだから気を使わないで良いし、非常に心地の良いフラットなのである。
この日は日本人3人で準備。スーパーの鮮魚コーナーで新鮮なマグロとサーモンが手に入ったので、とても美味い手巻き寿司ができた。食後は中国茶でまったり。次回はタイ料理パーティー、次々回は餃子パーティーになる予定である。

金曜日の夜は、牡蠣を食べたい人が6人集まってシーフードレストランに行ってきた。English's of Brightonという、地元の老舗レストランである(http://www.englishs.co.uk/)。とても雰囲気が良くて、というか想像していたよりも大人な雰囲気で、もっとお洒落をしていけばよかったと少し後悔…。でも生ガキも魚もワインもデザートも、美味しかった!
このレストランがあるLanesというエリアは、ブライトンの中でも雰囲気が良くて好きな場所だ。クリスマスのイルミネーションが始まって、さらに素敵な雰囲気になっていた。

  • 生ガキ

  • レストランを出たところ

  • レストランの隣は、キャス・キッドソンのお店。可愛くて大好き。


以下は、ビーチを散歩していたときに発見した彫刻。周りの景色とマッチしていてかっこいい。作者は誰なのかしら。

さて、今週末は家にこもって勉強だ!

この国にちょっとモノ申したいこと

イギリスは思ったよりも美味しいものがあるし、町も綺麗だし、田舎に行けば自然がたくさんあるし、住みやすいのだけれども、こちらに住んでいる日本人が口を揃えて言うのが、「イギリスはサービスが悪い」ということである。
コールセンターの電話が繋がらない、繋がっても担当者たらい回しでにっちもさっちも行かない、電車やバスのオンライン予約ページが1週間くらい平気でエラーのまま、なんてことはザラだ。
私の場合まず、オンラインでフォトプリントを注文して決済も完了したのだけれども、within a few daysで届くはずが10日以上経っても届かなかったので問い合わせたら、その2日後に届いて、その後問い合わせの返事として「あなたの注文は既に配送済みです。確認してください」と言われた事があった。
もっとひどいのが、日本から送ってもらった荷物が、普段は3〜4日で届くのになかなか届かず、とりあえず2週間程待ってみたけれどもやはり届かなかったので、メールで苦情を入れたら、「大変申し訳ない。電話で営業所に問い合わせてくれ」という返信が来て、電話で営業所に問い合わせたら、私が伝えた追跡番号と住所が一致しないのでこれ以上何も答えられない、と言われ、途方に暮れ、送信者(日本の転送サービスの人)に頼んで再度連絡してもらったら、やはりイギリスの宅配業者側のミスだったことが分かって、そうこうしているうちに日本に送り返されてしまった。(日本の転送サービスの担当者の方は、本当に真摯に対応してくれた。)
私の知り合いの人は、日本行きの飛行機のチケット手配を依頼したのだけれども、予約は取れたらしいが「予約できた」という連絡が一切来なかったためその飛行機を逃し、その後担当者たらい回しで1カ月間飛行機の予約が出来くて帰国が大幅に遅れていた。
友達は、イギリス人の彼氏が出来たけれど、「この国には住みたくない」と断言している。

私は、例の「荷物送り返され事件」の時はさすがに電話口で声を荒げたけれども(笑)、大分この国の適当さに慣れてきた。
それにしても、日本のサービスの良さは世界に誇れると思う。

論文提出&週末

先週は、金曜日の16時に3,000wordsの論文を提出しなければならなかったため、1週間論文漬けだった。3,000wordsの英語の論文なんてもちろん書いたことが無いので本当に心配で心配で…、でも何とか、徹夜することなく書き終えて良かった。
でも、提出後は、"あそこをもっと踏み込めば良かった"とか"最後の締めがイマイチだった"とか、後悔ばかりである。(実際、点数は良くないと思う。まあパスすれば良し!)
書いている中で、様々な本に目を通したり友達と意見を交換したりできて、かなり勉強になった。

ということで、提出後の金曜日の夜は、美味しいものを食べようという趣旨のパーティーを開催。スーパーで大人買いして、料理担当を決めて時間を掛けてじっくり作って、皆を呼んでひたすら食べて呑んだ。で、気づいたら朝4時だった。

  • 写真は肉ばっかりだけれど、野菜もちゃんとありました(笑)ムール貝はすごい量でした。牛の赤ワイン煮は3時間、ローストチキンは2時間かかった!

土曜日は夕方まで寝て、友達とご飯食べに行って、日曜日は1人でブライトンで気の向くままにお買い物。素敵なオーガニック系食材屋さんを見つけて、そこで買ったエクストラバージンオリーブオイルを使った手作りマヨネーズがめっちゃ美味しかった。冷蔵庫の定番になりそう。

明日からは秋学期の後半戦、気持ちを入れ替えて頑張ります。